テントはキャンプの花形アイテムですよね。キャンプの安全性や快適性やオシャレ度は主役であるテントが握っていると言っても過言ではないと思います。これからファミリーキャンプを始めるときに失敗しないためには一番大きな買い物であるテントをじっくり吟味して選んだほうが良いでしょう。
私も家族4人が寝泊まりできるテントとして色々と比較検討したのですが、最終的にSnow Peakの「Entry2Room Elfield(エルフィールド)」を購入しました。
この記事ではエルフィールドの特徴や設営方法を写真を交えて説明しますので、検討の一助にしてもらえると嬉しいです。
スペック
セット内容 | 本体 インナールーム ルーフシート フレーム(5本) ジュラルミンペグ(21㎝×22本) 自在付ロープ(2.5m×8本、1.5m×8本) キャリーバッグ その他ケース |
材質 | 本体/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・UVカット加工・テフロン撥水加工、 ルーフシート/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・UVカット加工・撥水加工、 インナーウォール/68Dポリエステルタフタ、 ボトム/210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム、 フレーム/A6061(φ16mm+φ14.5mm) |
キャリーバッグサイズ | W83×D30×H34cm |
重量 | 15.5kg |
対応人数 | 4名 |
特徴
人気ブランドのスノーピーク
スノピの愛称で親しまれているスノーピークは国内メーカーとしては高級な部類に入ります。特に特徴的なのが「すべての商品に保証書をつけていない」点です。つまりは製造上の欠陥が原因の場合は、期限を設けずに無料で修理または交換してもらえるということです。
雨や雪などで何かあってからの対応では遅いですよね。それだけプロダクトに自身を持っているスノーピークの商品です。
家族で使いやすいトンネル型ツールームテント
ファミリーテントは最低限家族の人数分寝泊まりできれば問題有りません。ですが、設営の手間や重量において有利なテントを購入したいですよね。
・ツールームテントとは寝室とリビングを一体的に確保したテントのことです。テントとタープの両方を設営するより荷物が少なく、作業効率も良いです。
・トンネルテントとは半円のフレームを連続させて構成しているテントです。従来の2ルームテントとの違いはフレームの少なさであり、トンネルテントは基本自立式では有りません。ペグダウンしなければ形状を保てません。ですが、その分フレームが少なく、一般的に設営時間も少なくなります。
また、子供が小さいうちは急な雨に対応するべく雨に濡れにくいタープが重宝します。山中は急な雨に見舞われることが多いです。リビングと寝室が一体となっているツールームテントは雨の吹き込みにも強く安心ですね。
私はエルフィールドを30分弱で設営しています。立ち上げ以外ほぼ一人で設営しています。正直立ち上げも後述する2本アンカーをしておけば風が強くない限り大人一人で設営可能です。ただ、メーカーとしては2人以上で設営するよう注意書きがありますので自己責任でお願いします。
オールシーズン対応
せっかくキャンプをするなら、秋や冬にも挑戦してみたいですよね。エルフィールドにはスカートがついており冬季の冷気侵入を防いでくれます(リビング部分)。一般的な独立したタープに比べて開放感が少ない分、リビングの温かい空気を外へ逃さない構造となっています。
コスパが良い
スノーピークのテントは品質が良い分価格に跳ね返っている印象です。ただ、エルフィールドはエントリーモデルと銘打っているだけあり、他のスノーピークのテントに比べて価格が安いです。耐水圧も1800㎜ミニマムであり、他のスノーピークのテントに比べて低いですが、大変過酷な状況でない限り水が入ってくることは有りません。私も大雨の中テント泊しましたが、全くテント内に水が浸透してきませんでした。
きめ細やかな配慮がされている
エルフィールドを使っていくとほんとに使いやすく工夫されているなと感じることがいくつか有ります。
ポールが色分けされていて設営しやすい
本体の色とポールの色を合わせることで、ポールの配置を間違うことは有りません。細かい配慮で設営しやすくなっていますね。
リビング内のタイケーブルを外すことが出来る
トンネルテントではタイケーブルが必須です。円弧形状を保つためにはフレームの端部を繋がなければならないからです。
ただこのケーブルリビングにあると引っかかりやすいのです。特に子供は引っかかりますね。うちの子も何度も引っかかってます。デフォルトでこのケーブルを外すことが出来るのは本当に助かりますね。
インナーテントが吊り下げ方式なので、雨天でもインナーテントが濡れにくい
トンネルテントでは一般的ですが、外皮である本体の設営後にインナーテントを吊り下げるのでインナーテントが雨で濡れにくいです。雨の日の設営撤収は本当に大変です。インナーテントが泥だらけだと後処理が面倒なのでかなりのメリットと感じています。
本体バックにコンプレッションベルト付属
ボリュームのあるテントを撤収するときにうまくまとめないとバッグがパンパンになることがよく有ります。そんなとき最後にコンプレッションベルトで締めると、コンパクトにまとまります。
設営方法
本体を広げてポールを設置します
片側2本のペグを設置し、本体を広げます
2本ペグを打つことで片側に引っ張りながらテントを起こすことができます。
リッジポールを通し、ルーフシートを取り付けます
ロープを取り付け、インナーテントを吊り下げ完成です
本体からロープを取り付けアンカーします。写真はないです。すみません、、
テントと共に購入したほうが良いもの
ソリッドステーク30
場所によっては地面が硬い石の場合も有り、付属のジュラルミンペグでは太刀打ちできません。そんなとき鋳造ペグのソリッドステークでペグ打ちすると石を割ってぐんぐん埋め込めます。
ただ、アンカーの本数をすべて購入すると高いので、うちはソリッドステークを2本購入し、ソリッドステークで開けたその穴に付属ペグを入れて使いまわしています。
インフレータブルマット
寝心地を求めるならマットは必須です。特に空気で膨らむインフレータブルマットがおすすめです。うちはコスパの良いフィールドアの車中泊マット5㎝Lサイズを2個並べています。
これでキャンプの快適さが格段に上がります。かさばりますが購入を検討してみてはいかがでしょうか。
台形の寝室に対して正方形のベッドになりますが、この組み合わせが寝室に敷ける正方形マットの最大寸法だと思っています。隙間を荷物で埋めれば快適な寝室の出来上がりです。
まとめ
今回はエルフィールドをレビューしました。コスパ、使い勝手共にすごく良いです。初めてのファミリーキャンプ用テントに検討してみてはいかがでしょうか。
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